「東京医科大学を受験したいけど、2026年度から試験形式が変わったって本当?」
そんな不安を抱える受験生が増えています。答えは「本当」です。2026年度から、東京医科大学医学部英語は和訳問題が廃止され、全問マークシート形式に変わりました。
「記述がなくなったなら楽になった?」と思ったら大間違いです。全マーク化によって合格ラインは上がり、語彙・内容真偽の精度で差がつく、より「知識の正確さ」が問われる試験に変わっています。
本記事では、20年の予備校指導経験を持つ私Gouが、2026年度の新形式を徹底分析し、60分4題を攻略するための戦略を余すところなく解説します。
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東京医科大学 医学部英語の基本データと2026年度変更点

2026年度から「和訳」が消えた
東京医科大学医学部英語は、2026年度入試から大きな形式変更がありました。最大の変更点は「下線部和訳問題の廃止」と「全問マークシート化」です。
2025年度までは、大問4の長文読解に下線部和訳(記述式)が含まれていました。しかし2026年度からは記述問題がなくなり、すべての設問がマーク式になっています。
Gouこれは慈恵医大が2026年度から英訳を廃止したのと同じ流れです。「記述力より読解力と語彙力」という入試トレンドが私立医学部全体に広がっています。
| 項目 | 2025年度以前 | 2026年度(新形式) |
|---|---|---|
| 試験時間 | 60分 | 60分(変わらず) |
| 配点 | 100点 | 100点(変わらず) |
| 大問数 | 4題 | 4題(変わらず) |
| 記述問題 | あり(下線部和訳) | なし(全マーク) |
| 難易度感 | 標準 | 標準(語彙・判断力が鍵) |
試験の基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 配点 | 100点(1次試験400点満点中) |
| 形式 | 全問マークシート |
| 大問数 | 4題 |
| 合格最低点目安 | 261点/400点(65%)※2025年度実績 |
| 偏差値 | 67.5程度(河合塾) |
英語の目標得点は65〜70点(65〜70%)を目安にするとよいでしょう。
2026年度 大問構成(全マーク)
| 大問 | 内容 | 問数 | 目安時間 |
|---|---|---|---|
| 大問1 | 文法・語法 空所補充 | 6問 | 8分 |
| 大問2 | 語句整序 | 6問 | 8分 |
| 大問3 | 長文読解(語彙・内容一致・空所補充) | 10問 | 18分 |
| 大問4 | 長文読解(内容真偽 12択→4選) | 8問 | 22分 |
| — | 見直し | — | 4分 |
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大問別 傾向と攻略法
大問1・2:文法・語句整序の攻略法
大問1は短文の空所に入る適語・適句を選ぶ問題で、英検2級〜準1級レベルの語彙・熟語・慣用表現が問われます。マニアックな知識は不要で、基本イディオムをしっかり固めれば十分です。
大問2は語句整序(並べ替え)問題。医療・科学系の文脈が含まれることが多く、文構造の理解力と語彙力が試されます。
攻略のポイント:
– 大問1・2で素早く点を稼ぐことが鍵(目標: 合計16分以内)
– 迷ったら即次へ。見直しに回す判断も重要
– 熟語は「動詞+前置詞」系(come across / look into / come up with)を優先暗記
– 語句整序は「動詞の形→接続詞・関係詞の有無→残りを埋める」の順で解く
大問3:長文読解(医療・科学テーマ)の攻略法
大問3は300〜400語程度の長文1題で、内容一致・語彙選択・空所補充など10問が出題されます。
頻出長文テーマ:
– 医療技術・診断技術の進歩
– 感染症・ウイルス・免疫
– 公衆衛生・健康政策
– 認知科学・脳研究
– 環境・気候変動と健康



東医の長文は難解すぎる文章は出ません。「医療系の時事的な話題+標準的な難易度」という組み合わせが定番です。普段からNature・BBCの医療ニュースを読む習慣をつけておくと語彙だけでなく背景知識も身につきます。
大問3の攻略ステップ:
- 設問と選択肢を先読みしてキーワードを把握(2分)
- 本文を段落ごとに読みながら設問に対応する箇所を特定
- 語彙問題は文脈から判断→わからなければ語根・接頭辞で推測
- 内容一致は本文との細かい一致・不一致に注意
大問4:内容真偽「12択4選」の突破法
大問4が東京医科大学英語最大の難所です。12個の選択肢の中から本文の内容と一致するものを正確に4つ選ぶ形式で、1つでも選び間違えると0点になる可能性があります(部分点の有無は要確認)。
全マーク化で「和訳で稼ぐ」ができなくなった2026年度、この大問4での正確さが合否を分けます。
内容真偽 12択の解き方(5ステップ):
- 選択肢12個を先読みし、キーワードをチェック(60〜90秒)
- 本文を段落ごとに読み、各選択肢に○△×を仮判定
- 明らかにNGなもの(本文にない情報・逆の内容・言い過ぎ)→即×
- △の選択肢のみ本文の該当箇所に戻って精読
- 正解4つを確定してからマーク(まとめてマーク厳禁)
よくある「ひっかけ」パターン:
| パターン | 例 |
|---|---|
| 言い過ぎ | “always” “all” “never” など絶対表現が入っている |
| 本文にない情報 | 常識的には正しいが本文に根拠がない |
| 細部のすり替え | 数字・固有名詞・主語が微妙に違う |
| 因果関係の逆転 | AがBの原因→BがAの原因 にすり替えられる |
頻出テーマ別 語彙・背景知識リスト


医療・生命科学系テーマ(最頻出)
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| diagnosis / prognosis | 診断 / 予後 |
| immune response | 免疫応答 |
| pathogen | 病原体 |
| clinical trial | 臨床試験 |
| biomarker | バイオマーカー |
| stem cell | 幹細胞 |
| gene therapy | 遺伝子療法 |
| chronic condition | 慢性疾患 |
| inflammation | 炎症 |
| mutation | 変異 |
認知科学・神経科学テーマ(近年増加)
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| cognitive function | 認知機能 |
| neural pathway | 神経経路 |
| brain plasticity | 脳の可塑性 |
| dementia | 認知症 |
| consciousness | 意識 |
| perception | 知覚 |
| behavioral pattern | 行動パターン |
| psychological | 心理的な |
| neurotransmitter | 神経伝達物質 |
| memory consolidation | 記憶の固定 |
社会・公衆衛生テーマ
| 英語 | 日本語 |
|---|---|
| epidemiology | 疫学 |
| mortality rate | 死亡率 |
| preventive medicine | 予防医学 |
| health disparity | 健康格差 |
| herd immunity | 集団免疫 |
| sanitation | 衛生 |
| pandemic | パンデミック |
| vaccination | ワクチン接種 |
| public health policy | 公衆衛生政策 |
| obesity | 肥満 |
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60分 全マーク4題の時間配分戦略
推奨タイムライン
全マーク化になっても「時間のなさ」は変わらず東医英語最大の敵です。60分を以下のように分配してください。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 0〜8分 | 大問1(文法空所補充 6問)→知識問題なのでテンポよく |
| 8〜16分 | 大問2(語句整序 6問)→構文を見抜いて一気に |
| 16〜34分 | 大問3(長文 10問)→先読みから設問対応まで18分 |
| 34〜56分 | 大問4(内容真偽 12択→4選 8問)→ここが勝負の22分 |
| 56〜60分 | 見直し・マーク確認 |



大問1・2を16分以内に終わらせることが絶対条件です。わからない問題で止まってはいけません。文法の直感に従って選択肢を選び、後の見直しに回す。この「割り切り」ができるかどうかが時間配分の分かれ目です。
大問4に22分を使う理由
大問4の内容真偽12択4選は、全問の中で最も「時間と正確さ」のトレードオフが激しい設問です。
2026年度から和訳がなくなった分、大問4での得点が全体を左右します。22分をフルに使い、確実に4つを選び切ることを意識してください。過去問で12択の読み方を体に染み込ませることが最重要課題です。
合格ラインから逆算した学習ロードマップ
合格ラインを逆算する
2025年度の合格最低点は261点/400点(65.3%)。英語100点のうち、目標は65〜70点(6.5〜7割)です。
大問別配点の正確な数値は非公開ですが、均等配分を仮定すると:
– 大問1(6問): 各5点 → 合計30点
– 大問2(6問): 各5点 → 合計30点
– 大問3(10問): 各2〜3点 → 合計約25点
– 大問4(8問): 各2〜3点 → 合計約25点
大問1・2で25点以上、大問3・4で合わせて40点以上が現実的な目標です。
3ヶ月前・1ヶ月前のやること
3ヶ月前(基礎固め期):
- 単語: システム英単語・速読英単語医学部編で準1級相当の語彙を固める
- 文法: NextStage・Vintage で頻出熟語とイディオムを総整理
- 読解: 英語長文ハイパートレーニングLv.3で速読の土台を作る
1ヶ月前(過去問演習期):
- 東京医科大学の過去問を5年分、必ず60分タイマーで解く
- 大問4の内容真偽問題を特訓(誤りの選択肢がなぜ誤りかを言語化する)
- 医療系英語長文を週3題以上インプット
AI活用 × 東医英語対策
全マーク形式になった今、AIを使った練習の効率が一気に上がりました。
おすすめAI活用法3選:
ChatGPT / Claudeで大問4形式の練習問題を無限生成
→ 「12個の選択肢のうち4つが正解の内容真偽問題を作って」と指示するだけで本番形式の練習ができます。語彙問題の弱点を分析してもらう
→ 苦手な熟語・イディオムをリスト化してAIに渡し、「記憶に残りやすい例文を10個作って」と依頼。大問3・4の長文テーマをAIに要約させる
→ 医療英語の背景知識をAIで効率的にインプット。


まとめ
東京医科大学医学部英語の2026年度変更点と攻略法を整理します。
- 2026年度から和訳廃止→全問マーク化(最大の変更点)
- 試験は60分・4題・100点。大問4の内容真偽12択4選が最難関
- 全マーク化で合格ラインは上昇傾向。語彙と判断力の正確さが命
- 時間配分は「大問1・2を16分以内→大問4に22分」が鉄則
- AI活用で大問4形式の練習問題を無限に作れる時代。賢く活用しよう
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