「九大の英語は旧帝大の中では標準的なレベルだから、そこまで対策しなくても大丈夫」。そう聞いたことはありませんか。英文のレベルだけを見ればその通りで、九大英語は概ね英検準1級程度です。しかし本当の敵は難易度ではなく分量です。120分で大問5題、長文3題に加えて英作文が2題。しかも近年は問5が和文英訳から「英語で図表を読み取って説明する」新傾向へ変化しています。読める力があるのに時間切れで英作文を落とす受験生を、予備校講師として何度も見てきました。本記事は、九大英語を「処理量勝負の試験」として捉え直し、時間配分と新傾向への対応をAI活用も含めて解説します。
九州大学 英語の基本データ【2026年版】

まず全体像を押さえましょう。九州大学医学部医学科の二次試験英語は、制限時間120分・配点200点の記述型で、大問5題という構成です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 120分 |
| 配点 | 200点 |
| 大問数 | 5題(長文読解3題+英作文系2題) |
| 英文レベル | 概ね英検準1級程度 |
| 解答形式 | 記述式 |
| 問5の傾向 | 従来の和文英訳に加え、英語での図表読み取り・説明が出題 |
配点面では、共通テスト475点・二次試験700点の合計1175点で、二次の比重が約6割です。共通テストのボーダーは88パーセント前後と高水準ですが、配点の大きい二次で差がつきます。なお二次理科は物理・化学が必須である点にも注意が必要です。正確な配点・科目要件は年度により変わるため、必ず九州大学の公式募集要項で確認してください。
英文そのものは旧帝大の中で突出して難しいわけではありません。だからこそ、差がつくのは「120分で5題を捌き切れるか」という一点に集約されます。
九州大学英語「3つの特徴」を知れば対策が決まる
特徴1: 難問ではなく「多問」の試験
九大英語は英検準1級程度の英文が中心で、構文的に手が出ない問題は多くありません。ところが大問は5題あり、長文3題を読んだうえで英作文を2題書く必要があります。1題あたりに使える時間は実質22分程度。じっくり読む余裕はなく、設問を先に読んで必要な箇所を狙い読みする処理能力が問われます。
特徴2: 問5が「英語で図表を説明する」新傾向へ
従来、問5は和文英訳が定番でした。ところが近年は、表やグラフを英語で読み取って説明させる形式が出題されています。和文英訳の対策だけで臨むと、本番で初見の形式に固まってしまいます。増減・比較・割合を表す定型表現をストックしておけば、その場で悩む時間がゼロになります。
特徴3: 英作文2題で「書く力」の比重が高い
問4と問5がいずれも書く問題であるため、九大英語は書く力の比重がかなり高い試験です。長文で時間を使い切ると、配点の大きい英作文2題がまるごと犠牲になります。逆に言えば、英作文の型を持っている受験生にとっては最も差をつけやすい場所でもあります。
合否を分ける「時間配分」と「図表説明」攻略法
九大で失点しないために、以下のアプローチが有効です。
- 1題22分で強制的に切る: 長文で粘らない。22分を超えたら未練を残さず次の大問へ移る
- 図表説明は定型表現で処理する: increased sharply、accounts for 40 percent、the gap has widened など、増減・割合・比較の表現を暗記しておく
- 英作文は型で書き切る: 立場→理由1+具体例→理由2+具体例→譲歩と再反論→結論を固定し、時間が少なくても迷わない
Gou九大英語は「難しくて解けない」ではなく「解けるのに終わらない」で落ちる試験です。過去問は必ず120分通しで、1題22分の感覚を体に入れてください。
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AIを使った九大 英語 処理速度アップ・ロードマップ


九大英語は独学だと「新傾向の図表説明をどう練習すればいいか分からない」「時間内に5題を終えられない」で止まりがちです。AIを使えば、この2つを同時に解決できます。
ステップ1(〜3ヶ月前): 英検準1級レベルの長文を量で回す
ChatGPTやClaudeに800語程度の英文と設問をセットで作らせ、22分で解く練習を繰り返します。難問を1題じっくり解くより、標準的な英文を数多く速く処理する訓練の方が九大には効きます。
ステップ2(〜1ヶ月前): 新傾向の図表説明を量産して慣れる
過去問だけでは図表説明の演習数が足りません。AIに「表のデータを提示し、それを英語で60〜80語で説明させる問題を作って」と依頼すれば、初見に強くなるまで演習を積めます。模範解答と定型表現もセットで出させるのがコツです。
ステップ3(直前期): 120分通し演習で配分を固定する
大問5題を通しで解き、1題22分の感覚を体に入れます。英作文2題を必ず書き切る配分を優先し、見直しは英作文の文法チェックから始める順番まで決めておきましょう。
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併願戦略と予備校の選び方
九州大学は、処理量の多い記述型という点で東北大学や名古屋大学と方向性が近い旧帝大です。九州エリアでは長崎大学や熊本大学と併願されることが多く、長崎はグラフを見て書く自由英作文が看板なので、九大の新傾向である図表説明と対策の相性が良好です。私立を併願する場合は出題形式が大きく変わります。




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まとめ
九州大学医学部の英語は、120分で大問5題を捌く処理量勝負の試験です。英文は英検準1級程度で難問ではありませんが、長文3題に英作文2題という構成のため、時間配分を誤ると配点の大きい英作文がまるごと犠牲になります。さらに問5は和文英訳から英語での図表説明へと傾向が変化しており、増減・比較・割合の定型表現を持っているかどうかが差になります。1題22分で強制的に切る配分を体に入れ、AIで図表説明の演習を量産すれば、二次約6割の配点を安定して取りにいけます。




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