山梨大学医学部医学科の英語を「配点600点の重い試験」とだけ理解している受験生は、対策の入口を間違えます。この600点は、新しく増えた600点ではありません。2023年度入試まで、山梨大は共通テストの外国語を600点に換算していました。二次試験に英語はなく、共通テストのマーク英語が600点だったのです。それが令和6年度(2024年度)入試から、二次試験の記述英語600点に置き換わりました。同じ600点でも、必要な力は別物になったということです。しかも90分で大問4題、誤答が減点される設問があり、解答の言語まで設問ごとに指定されます。本記事は、公開されている実際の入試問題から山梨大英語の設計を読み解き、90分の使い方まで具体化します。
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山梨大学 医学部英語の基本データ【2026年版】

まず全体像を数字で押さえます。山梨大学医学部医学科の最大の特徴は、一般選抜で前期日程の募集がなく、後期日程だけで90名を選抜することです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 後期日程のみ(前期日程の募集なし) |
| 募集人員 | 90名(後期日程) |
| 英語の試験時間 | 90分 |
| 英語の配点 | 600点 |
| 大問数 | 4題 |
| 解答形式 | 日本語記述・英語記述・和訳・選択・抜き出しの混在 |
| 二次の内訳 | 英語600点・数学600点(90分)・理科1000点(2科目150分)・面接100点=2300点 |
| 共通テスト | 1000点(国語200・数学200・外国語200・地歴公民100・理科200・情報100) |
| 合計 | 3300点。二次比率は約70% |
| 面接 | 1グループ6名のグループディスカッション形式・30分 |
| 試験日 | 学科試験と面接の2日間(例年3月12日・13日) |
| 2026年度 志願状況 | 志願者1,320名・志願倍率14.7倍 |
| 2025年度 志願状況 | 志願者1,345名・志願倍率14.9倍・実質倍率2.7倍 |
| 実質倍率の推移 | 2022年度3.3倍 → 2023年度2.5倍 → 2024年度2.7倍 → 2025年度2.7倍 |
ここから読み取るべき事実が3つあります。
1つめは二次比率です。共通テスト1000点に対して二次が2300点。全体の約70%が二次試験で決まります。共通テストで多少沈んでも二次で戻せる設計ですが、裏を返せば共通テストで抜け出しても安全圏はありません。
2つめは理科の重さです。二次2300点のうち理科が1000点。英語と数学がそれぞれ600点で、理科1科目あたり500点と考えると、英語600点は理科1科目より重い配点だということになります。医学部だから理科が主役、という思い込みは山梨大では成り立ちません。
3つめは志願倍率と実質倍率の差です。志願倍率は約15倍ですが、実質倍率は2.5倍から3.3倍程度で推移しています。後期日程は前期で他大学を受けた受験生が大量に出願し、そのまま欠席する人数も多いためです。ただし出願者が多いということは、第一段階選抜(いわゆる足切り)が機能するということでもあります。2025年度の第一段階選抜の合格最低点は共通テスト828点/1000点、率にして82.8%でした。まず共通テストで8割台前半を作らなければ、二次の答案を書く機会そのものが得られません。
なお配点・試験時間・面接形式・募集人員は改定されます。出願前に山梨大学の公式募集要項で必ず確認してください。
600点は「増えた」のではなく「移った」
2023年度まで、英語600点は共通テストの点数だった
山梨大英語の設計を理解する鍵は、令和6年度入試の変更にあります。大学が2022年1月に公表した変更予告には、変更前と変更後がはっきり書かれていました。
変更前(2023年度入試まで)の個別学力検査は、数学120分と理科120分、そして6分の集団面接だけ。外国語の学科試験はありません。配点は共通テスト1,100点(国語200・地歴公民100・数学100・理科100・外国語600)と個別学力検査1,200点(数学600・理科600)で、総合計2,300点でした。
共通テストの外国語だけが600点。リーディングとリスニングのマーク式で、他の共通テスト科目の何倍もの重みが与えられていたわけです。
これが令和6年度(2024年度)入試から、数学90分・理科150分・外国語(英語)90分・面接30分という構成に変わりました。面接も1グループ3名の集団面接6分から、1グループ6名のグループディスカッション30分へと大きく変わっています。
つまり山梨大は、「英語を重く見る」という方針は一切変えていません。変えたのは測り方です。マークシートで測っていた600点を、記述答案で測る600点に置き換えた。この一点を理解しているかどうかで、対策の方向が180度変わります。
Gou共通テストで9割取れる生徒が、山梨大の二次英語で半分も書けないということが普通に起こります。マーク式は「正しい選択肢を見つける」試験、山梨大の二次は「本文の根拠を特定して、指定された言語と語数で出力する」試験だからです。読めることと書けることは、別々に鍛えないと伸びません。
二次英語の過去問は2年分しかない
もう1つ、受験生が知っておくべき事実があります。二次試験の英語は2024年度入試が初回のため、過去問は2024年度と2025年度の2年分しか存在しません。赤本の蓄積も薄く、「例年の傾向」と呼べるものがまだ確立していない大学です。
だからこそ、実際の問題を自分の目で見ることが決定的に重要になります。山梨大学は公式サイトの過去問題ページで、直近数年分の問題と解答例を公開しています。著作権の関係で本文が伏せられているページもありますが、設問文と条件はそのまま読めます。まずここを見に行ってください。
実際の出題から見る山梨大英語の正体
公開されている2年分の問題を並べると、この試験の設計思想が見えてきます。
2024年度(令和6年度)の出題
初年度は、問題と答案用紙が一体になった7枚構成でした。
- 大問1 哲学系の長文(バートランド・ラッセルの幸福論)。空所補充を選択式と記述式で計4問、下線部和訳を2問
- 大問2 組織論の長文(ダニエル・コイルの著作。教師の期待が生徒の成績を変えたローゼンタールの実験)。和訳3問、指示語の指示内容を選ぶ問題、該当箇所を英語で抜粋したうえで和訳する問題、4つのカテゴリー名を選ぶ問題
- 大問3 短い英文4文を、文ごとに日本語に訳す問題(バーコードとQRコードの構造の違い)
- 大問4 英字新聞の記事(ヒトは長距離走に適した身体を持つという内容)を、50〜70 words の英語で要約する問題
大問4の条件が特徴的です。解答欄は1行あたり5 words を目安とした方眼式で、箇条書きにしてもよいが番号や記号は語数に含めない、本文中の固有名詞や文献名は要約に含めない、本文にない略語は使わない、という条件が並びます。要約の力だけでなく、条件を読んで守る力が試されています。
2025年度(令和7年度)の出題
2年目は問題用紙12枚と答案用紙4枚に分かれ、形式が大きく変わりました。
- 大問1 技術哲学の長文(古代ギリシャのテクネーから、ベーコン、ガリレオ、ヘーゲル、コント、ルソー、シュペングラーまで)。設問4問はすべて「日本語で説明してください」
- 大問2 日本美学の長文(ドナルド・キーンの著作。芭蕉の俳句と能楽)。設問5問はすべて「30〜50 words の英語で説明してください」。俳句を英訳したうえで、なぜその訳にしたのかを英語で説明させる設問も含まれる
- 大問3 臨床医学の英文(機能性神経症状症についての医学リファレンス記事。約135行)。設問文も英語で、20個の記述それぞれについて True / False / 該当情報なし(NCIA)を判定し、True か False なら根拠となる行番号を書く形式。誤答は減点
- 大問4 行動経済学の長文(チップ・ハースとダン・ハースの著作。理性を「乗り手」、感情を「象」にたとえた議論)。本文中で “Rider” と “Elephant” に相当する語句をできるだけ多く抜き出す問題(誤答は減点)、空所に入る英語を答える問題、実験結果を日本語で説明する問題
大問3の医学英文には、英英の用語集が添えられていました。専門用語の意味は与えられているということです。つまり測られているのは医学単語の知識ではなく、長い英文の中から該当箇所を探し当てて照合する精度です。
3つの結論
2年分を並べると、次のことが言えます。
第一に、テーマは医学に限りません。2年間で扱われたのは幸福論、組織文化、QRコードの構造、進化生物学、技術哲学、日本の美学、臨床医学、行動経済学の8領域。医学系はこのうち1つです。医系長文だけを読む対策は、山梨大では的を外します。
第二に、解答形式が年度ごとに入れ替わります。2024年度は和訳と英語要約が中心。2025年度は日本語説明と英語30〜50語の説明、そして True / False / NCIA 判定が中心でした。形式を暗記して臨む対策は成立しません。
第三に、それでも2年間で一貫している芯があります。「本文の根拠を特定し、指定された言語と語数で出力する」こと。和訳も、日本語説明も、英語30〜50語の説明も、50〜70語の要約も、行番号の記入も、すべてこの1つの能力の測り方を変えただけです。ここを鍛えるのが唯一の正攻法になります。
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誤答減点がある試験で、埋める癖は捨てる
「わからないから全部埋める」が失点になる
2025年度の大問3と大問4には、誤答が減点されると明記されていました。大問3は英語で “You will be penalized for wrong choices.”、大問4は日本語で「誤答は減点の対象となります」。
共通テストで訓練されてきた受験生の反射は、「わからなくても選択肢を埋める」です。マーク式ならそれが正しい。空欄は確実に0点で、当てずっぽうでも期待値はプラスだからです。
ところが山梨大の二次では、この反射がそのままマイナスに働きます。とくに大問4の「同義の語句をできるだけ多く書き出してください。誤答は減点の対象となります」という設問は、多く書くほど得点が増える構造と、間違えると減る構造が同居しています。数を稼ごうとして曖昧な語句を足すと、確実に拾った得点を自分で削ることになります。
判断基準は1つに絞ってください。本文の1文だけで説明が付くなら書く。文をまたいだ推測が必要なら書かない。確実な5個は、曖昧な10個より高得点です。
True / False / NCIA の判定手順
大問3の形式は、英検やTOEICの内容一致とも、共通テストの内容真偽とも違います。「本文に書かれていない」という第3の選択肢(NCIA)があり、しかも True と False には根拠の行番号を書かせるからです。
手順を固定してください。
- 記述文からキーワードを2つ選ぶ(名詞1つと、数量や程度を表す語1つ)
- 本文でそのキーワードを探し、行番号を控える
- 見つかった行と記述文を1語ずつ照合する
- 一致すれば True、矛盾すれば False、本文に記載がなければ NCIA
- True か False なら根拠の行番号を書く
誤りの記述は4パターンで作られます。程度のすり替え(本文が some や often なのに記述は all や always)、因果の逆転(本文は前後関係を述べただけなのに記述は原因と結果にしている)、主体のすり替え(本文では一部の研究結果なのに記述では一般原則になっている)、そして本文にない情報。4つめが NCIA です。
守るべき一線は明確です。行番号が指させないなら True にも False にもしない。常識的に正しそうだという理由で True を選ぶと、誤答減点で二重に損をします。
出力言語を取り違えると内容が正しくても0点
もう1つ、山梨大特有の失点があります。設問ごとに解答の言語と語数が指定されることです。
2025年度の大問1は4問すべて日本語で説明、大問2は5問すべて英語30〜50語で説明。2024年度の大問4は英語50〜70語の要約で、固有名詞を含めない、本文にない略語を使わないという条件付きでした。
内容が正しくても、日本語で書くべき設問を英語で書けば点は入りません。語数条件を外しても同じです。そして90分という時間の中では、この種のミスは驚くほど起きます。
対策は単純です。試験開始直後の2分を使って、全大問の設問文だけをスキャンし、問題用紙に印を付ける。日本語で答える設問には「和」、英語なら「英」と指定語数、誤答減点があれば「減」、行番号が必要なら「行」。読み始めるのはそれからです。
90分の時間配分と解く順番


大問4題を90分で処理します。単純に割れば1題22分強しか残りません。2025年度は問題用紙だけで12枚ありました。読む量に対して時間は明らかに足りません。
推奨する配分は次の通りです。
- 0〜2分 形式スキャン(出力言語・語数・減点の有無・根拠記入の有無を印で確認)
- 2〜24分 大問1
- 24〜46分 大問2
- 46〜70分 大問3(英文量が最も多い大問に厚く配分する)
- 70〜85分 大問4
- 85〜90分 最終確認(語数条件・出力言語・空欄の点検のみ)
守るルールは3つです。1つの設問で5分を超えたら印を付けて次へ進むこと。最後の5分は新しい設問に手を出さず、条件違反の点検だけに使うこと。誤答減点のある設問は、根拠が本文で指せない限り書かないこと。
最後の5分を見直しではなく「点検」に使うのが山梨大では効きます。内容を練り直す時間はもう残っていません。それより、日本語で書くべき設問を英語で書いていないか、30〜50語の範囲に収まっているか、要約に固有名詞を入れていないかを確認するほうが、確実に点を守れます。
AIを使った山梨大学英語 ロードマップ
山梨大の英語で独学が詰まる箇所は明確です。答案を書いても、自分では採点できないこと。とくに英語30〜50語の説明と50〜70語の要約は、市販の問題集で同じ形式の演習を積むこと自体が難しく、添削してくれる相手もいません。過去問も2年分しかない。ここはAIで埋められます。
ステップ1(6ヶ月前まで): 根拠の行を指す力を作る
読解の答え合わせで見るのは正誤ではなく「根拠の行を指せたか」です。英文を1本解いたら、全設問について根拠の行番号をノートに書き出してください。指せない設問が3割を超えるうちは、演習量ではなく精読の量を増やす段階です。
True / False / NCIA の演習問題はAIで自作できます。
「以下の英文をもとに、True / False / NCIA(本文に該当情報なし)を判定させる記述文を15個作ってください。内訳は True 5個、False 5個、NCIA 5個です。False は、程度のすり替え、因果の逆転、主体のすり替えのいずれかのパターンで作ってください。NCIA は、常識的には正しそうだが本文には書かれていない内容にしてください。解答には判定と、根拠となる本文の該当箇所を添えてください」
読む素材のテーマも広げてください。過去2年で出題されたのは幸福論、組織文化、技術哲学、日本の美学、行動経済学、進化生物学、臨床医学です。医療テーマだけを読む対策では足りません。


ステップ2(3ヶ月前まで): 2つの言語で出力する訓練
同じ英文に対して、同じ内容を日本語で説明する答案と、英語30〜50語で説明する答案の両方を書いてください。週2本で十分です。
英語答案の添削プロンプトはこうです。
「以下の英文と設問に対する私の英語解答を添削してください。まず語数を数えて30〜50語の範囲に入っているか報告してください。次に、本文の根拠に基づいていない記述、文法と語法の誤り、本文の丸写しになっている箇所、の3点を指摘してください。最後に、私の解答をできるだけ活かした修正案を1つ示してください」
要約の添削なら条件も一緒に投げます。
「以下の英文を50〜70語で要約した私の解答を添削してください。条件は、固有名詞と文献名を含めない、本文にない略語を使わない、です。まず語数と条件違反の有無を報告し、次に筆者の主張を支える論理のうち抜けているものを指摘してください」
英語の説明で高得点を狙うコツは、難しい構文を避けることです。主張を1文、根拠を1〜2文。SVOの単文を3つ並べれば、ちょうど30〜50語になります。凝った構文で書いて文法ミスを増やすほうが、はるかに損です。


ステップ3(直前期): 90分の通し演習で記録するのは得点ではない
通し演習で記録するのは、次の3つです。
- 出力言語の取り違えが何件あったか(目標0件)
- 語数条件の違反が何件あったか(目標0件)
- 根拠を指せないまま埋めた設問が何件あったか(目標0件)
得点は最後でいい。この3つが0になった状態が、山梨大の英語で600点を取りにいける状態です。
チェックにもAIが使えます。
「以下は私が解いた大問4題分の設問文と、私の解答です。各設問について、指示された出力言語(日本語か英語か)と語数条件を満たしているかだけを表にして報告してください。内容の正誤は今回は評価しないでください」
現役生で学習時間の確保が難しい場合は、まず共通テストで82%を超える土台づくりが先です。第一段階選抜を通らなければ二次の答案は書けません。
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共通テストで8割台前半を先に作るのが山梨大の前提条件です。通学時間で基礎を回せるのは、第一段階選抜のあるこの大学では効きます。
併願戦略と予備校の選び方
山梨大学は後期日程しかありません。したがって受験生のほぼ全員が、前期でどこかを受けたうえでここに来ます。前期と後期で英語の設計がまったく違うことが、この大学の併願上の難しさです。
たとえば前期で筑波大学や信州大学を受ける場合、そこで求められるのは各大学固有の記述の型です。山梨大の後期はそこに、英語30〜50語の説明、50〜70語の要約、True / False / NCIA 判定という別の形式が加わります。前期対策だけで後期に臨むと、形式の差がそのまま失点になります。
現実的な準備の順序はこうです。前期校の対策を主軸に置きつつ、山梨大向けには「英語で30〜50語の説明を書く」訓練だけを週2本、独立して回す。この1点さえ切らさなければ、共通テスト後の2週間で形式に慣れ直すことができます。




もう1つ、面接の形式変更も見落とせません。1グループ6名のグループディスカッションが30分、配点100点です。個人面接とは求められるものが違います。自分の意見を通すことではなく、議論に貢献することが評価対象になります。他人の発言を受けて言い直す、論点を整理する、まだ発言していない人に話を振る。この3つができれば十分です。学科試験の翌日に実施され、2日間の試験をすべて終えないと合格資格が得られない点にも注意してください。
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浪人生で記述答案を継続的に添削してもらいたいなら、全寮制・完全個別カリキュラムのこの予備校が候補になります。過去問が2年分しかない大学では、指導者の目が効きます。
まとめ
山梨大学医学部医学科の英語は、90分・600点・大問4題。後期日程のみの一発勝負です。
押さえるべきことは4つあります。
第一に、600点は増えた配点ではなく移った配点だということ。2023年度入試まで、この600点は共通テストの外国語に付いていました。令和6年度入試から二次の記述英語に置き換わり、面接も1グループ3名6分の集団面接から、1グループ6名30分のグループディスカッションに変わっています。マークで600点を取る大学から、記述で600点を取らせる大学になりました。
第二に、テーマは医学に限らないこと。公開されている2年分では、幸福論、組織文化、QRコードの構造、進化生物学、技術哲学、日本の美学、臨床医学、行動経済学が扱われました。医学系はこのうち1つで、しかもその年は英英の用語集が添えられていました。医系単語の暗記に投資を集中させても、返ってきません。
第三に、誤答減点があること。「わからないから埋める」というマーク式の反射は、この試験ではマイナスに働きます。本文の1文で説明が付くなら書く、文をまたいだ推測が必要なら書かない。この線を引いてください。
第四に、出力の言語と語数が設問ごとに指定されること。日本語で説明、英語30〜50語で説明、英語50〜70語で要約。内容が正しくても形式を外せば点は入りません。開始2分の形式スキャンで、この失点はほぼ消せます。
数字も正しく持ってください。共通テスト1000点と二次2300点で合計3300点、二次比率は約70%。二次の内訳は英語600点、数学600点、理科1000点、面接100点。募集は後期90名で、志願倍率は約15倍、実質倍率は2.5倍から3.3倍程度。2025年度の第一段階選抜は共通テスト828点/1000点(82.8%)が最低ラインでした。
まず共通テストで8割台前半を作る。そのうえで、本文の根拠を特定し、指定された言語と語数で出力する訓練を積む。過去問が2年分しかないこの大学では、形式を追いかけるより、この芯を鍛えるほうが確実に返ってきます。




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