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高知大学 医学部英語の傾向と対策【2026年版】|120分・大問の配点がバラバラ。解く順番で30点動く

高知大学医学部医学科 英語の傾向と対策 - 120分300点で大問の配点がバラバラな試験を解く順番で攻略する2026年版戦略

過去問を1年分だけ解いて対策を決めると、高知大学医学部医学科の英語では必ず足をすくわれます。大問数は年度によって3題から5題まで動き、大問ごとの配点も均等ではありません。過去には長文1題に115点、別の長文に40点という年度もありました。同じ「長文読解」という名前でも、価値が3倍近く違うということです。しかも設問の中心は和訳や内容説明ではなく、内容真偽と空所補充。国公立向けの記述対策をそのまま持ち込んだ受験生ほど、手応えと点数がずれます。本記事は、この配点構造から逆算した高知大英語の攻略法をまとめます。

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目次

高知大学 医学部英語の基本データ【2026年版】

高知大学医学部医学科 英語試験の基本データと配点を示す図解

まず数字で全体像をつかみます。高知大学医学部医学科の前期日程は、共通テスト950点と個別学力検査(二次試験)1000点、合計1950点で合否が決まります。

項目 内容
英語の試験時間 120分
英語の配点 300点
大問数 3〜5題(年度により変動)
解答形式 記述式と選択式の併用
主な出題 長文読解3〜4題。内容真偽・内容説明・空所補充が中心
文法・語彙 空所補充。2020年度からは語句整序も出題されたとされる
読解のテーマ 自然科学系だけでなく社会・人文系も出る
大問ごとの配点 均等ではない。過去には40点から115点まで開いた年度もある
二次の内訳 英語300点・数学300点・理科300点・面接100点=1000点
共通テスト 950点(国語200・地歴公民100・数学200・理科200・外国語200[L40含む]・情報50)
二次比率 約51%(1000点/1950点)。共通テストと二次がほぼ1対1
2025年度 合格最低点 総合1485.0点/1950点(76.1%)。共テ718.9点(75.7%)・二次688.3点(68.8%)
英語の目標点 300点中195点(65%)程度とされる

この表で押さえてほしい数字が3つあります。

1つめは英語の総量です。共通テストの英語200点と二次の英語300点を足すと、1950点のうち500点が英語で決まります。理科も共テ200点と二次300点で同じ500点ですが、理科は2科目でこの数字です。英語は1科目でそれと並ぶ。医学部だから理数科目が主役だという思い込みは、高知大では成り立ちません。

2つめは二次比率が約51%だという点です。共通テストと二次がほぼ1対1。共通テストで抜け出しても二次で追いつかれますし、共通テストで少し沈んでも二次で戻せます。

3つめは合格最低点の内訳です。2025年度は共通テストで75.7%が必要だった一方、二次は68.8%で足りていました。二次で7割弱。満点を狙う試験ではないという事実を、最初に頭に入れてください。

なお配点や試験時間、募集人員は年度によって改定されます。とくに新課程での情報の扱いは資料によって記載が異なりますので、出願前に必ず高知大学の公式募集要項と最新の過去問で確認してください。


高知大英語の正体は「配点の非対称」

大問1から順に解くと損をする

高知大の英語で最も重要な事実は、大問ごとの配点が均等ではないことです。

たとえば2018年度前期は大問4題で、長文読解が65点、80点、115点、英作文が40点という配分だったとされています。最大の大問1つで全体の約38%。最小の大問との差は75点です。これは英語1科目の中に、価値の違う試験が同居しているということです。

ところが多くの受験生は、大問1から順に解きます。前半の大問に時間をかけ、疲れた終盤で最大配点の大問に入る。ここで20点、30点が消えます。

やるべきことは単純です。試験開始直後の3分を使って、全大問の配点と設問数を確認し、問題用紙の余白に解く順番を数字で書く。それから解き始める。3分を投資して30点を守る取引だと考えてください。

そしてもう1つ、年度による変動の幅を知っておく必要があります。2021年度は長文4題と整序問題1題、2022年度は長文3題と文法穴埋め1題と語句整序1題だったとされています。大問数も、含まれる形式も動きます。「去年こうだったから今年もこう」という前提を持って会場に入るのが、この大学では最も危険です。

記述対策をそのまま持ち込むと空振りする

もう1つ、高知大特有の落とし穴があります。設問の中心が記述ではないことです。

長文の設問は、英文中の空所に当てはまる語句を答えるもの、選択肢の内容が本文と一致するか判断するものが頻出とされ、下線部和訳や内容説明といった論述問題は、国立型の試験としては少なめだとされています。

国公立医学部を目指す受験生の多くは、和訳と内容説明の記述訓練に時間を注ぎます。それ自体は間違いではありませんが、高知大に限ればその努力の回収率は下がります。むしろ差がつくのは、選択肢を精密に切る力です。

内容真偽では「本文からは判断できない」タイプの選択肢が含まれることがあるとされています。内容としてもっともらしく、常識的には正しい。けれど本文には書かれていない。ここで自分の知識を使って埋めてしまう受験生が、最も多く点を落とします。

Gou

内容真偽で伸び悩む生徒に必ずやらせるのが「根拠の行を指で押さえる」練習です。正解を選べても、本文の何行目で判断したか言えないなら、それは当たっただけ。逆に根拠が指せるなら、次も取れます。答え合わせで見るべきは丸かバツかではなく、根拠を言えたかどうかです。


大問別攻略法(内容真偽・空所補充・語句整序)

内容真偽は「誤りの作られ方」を4つ覚える

誤りの選択肢は、無限のパターンで作られているわけではありません。ほぼこの4種類です。

  • 程度のすり替え:本文が some や often なのに、選択肢が all や always になっている
  • 因果の逆転:本文はAのあとにBが起きたと述べているだけなのに、選択肢はAがBを引き起こしたとしている
  • 主体のすり替え:本文では研究者の主張なのに、選択肢では筆者の主張になっている
  • 本文にない情報:もっともらしいが、本文のどこにも書かれていない

4つめが「本文からは判断できない」タイプです。判断基準はひとつで、根拠の行が指させないなら正解ではありません。自分の知識で埋めないこと。

正解の選択肢の特徴も覚えておいてください。正解は本文の表現を言い換えてあります。逆に本文と同じ単語がそのまま並んでいる選択肢ほど、どこか一語だけ変えられている可能性が高い。同じ語が目立つ選択肢は疑う。これが実戦的な感覚です。

空所補充は語彙力ではなく接続関係で解く

空所補充は語彙の問題に見えますが、実際は文と文の関係を読む問題です。手順を固定してください。

  1. 空所の前後の文を読み、関係を判定する(対比・因果・具体化・言い換え・追加)
  2. 関係に対応する語のグループから候補を絞る
  3. 品詞と語法が空所の位置に合うか確認する
  4. 入れたあとに前後2文を通読して意味が通るか確かめる

接続表現は関係ごとにまとめて覚えます。対比なら however、nevertheless、whereas、in contrast。因果なら therefore、consequently、as a result。具体化なら for instance、in particular、namely。言い換えなら in other words、that is。追加なら moreover、furthermore、in addition。

語彙の空所補充では、動詞と前置詞のセットが狙われます。account for、result in、contribute to、be attributed to、depend on、consist of、be exposed to、interfere with、cope with、rely on。この10個は最低限、形のまま覚えてください。

語句整序は「最初に固定する語」を決める

2020年度から出題されるようになったとされる形式です。ここは知識ではなく手順で処理できます。

まず文全体の主語と動詞を決める。次に選択肢の中の動詞を探し、その動詞が要求する形(to 不定詞か動名詞か that 節か)を確定させる。前置詞とその目的語をセットで固める。関係代名詞や接続詞があればそこで文を2つに割る。最後に残った語を入れ、主語と動詞の一致・時制を確認する。

狙われる型は決まっています。使役と知覚(make、let、have、see、hear + 原形)、tell や ask や allow + 目的語 + to 不定詞、the 比較級 …, the 比較級 …、It is … that の強調構文、so + 形容詞 + that 節、not only … but also …、疑問詞 + to 不定詞。

整序が苦手な人は、正解を覚えるのではなく「どの語を最初に固定したか」をメモしてください。固定の順番が身につけば、初見でも手が動きます。

120分の時間配分と解く順番

推奨する配分は次の通りです。

  • 最初の3分 全大問の配点と設問数を確認し、解く順番を余白に書く
  • 40分 配点が最大の大問
  • 32分 配点が2番目の大問
  • 28分 配点が3番目の大問
  • 10分 文法・語彙・語句整序(あれば)
  • 7分 見直し(内容真偽の根拠確認を優先)

120分は長く感じますが、長文が3〜4題あれば1題あたり30分前後しかありません。1つの設問に5分以上かけていたら、そこは沼です。印を付けて次に進み、余った時間で戻る。この判断ができるかどうかで20点動きます。

見直しでは全部を読み直さないでください。内容真偽だけを対象に、選択肢ごとに根拠の行を言えるかを30秒で確認し、言えない問題にだけ戻る。最も費用対効果の高い見直し方です。

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目標は300点中195点。積み方の内訳

英語の目標は300点中195点、率にして65%程度とされています。得意な受験生でも220点前後が現実的な上限だとされ、逆に180点でも合格者はいます。この195点をどう積むかを具体化しておきます。

まず配点最大の大問で7割を確保するのが前提です。115点の大問で7割なら80点。ここを5割で終えると58点で、その差22点は他の大問では取り戻せません。配点順に解くべき理由がここにあります。

次に、内容真偽と空所補充で確実に拾うこと。1問あたりの配点は小さいので、難しい設問を1つ落としても致命傷にはなりません。むしろ「読めば取れる設問」を時間切れで落とすほうが痛い。全大問に手をつける時間設計が優先します。

記述設問は部分点が出ます。完璧な解答でなくても、設問の要求に沿った要素が入っていれば点は積み上がります。白紙にしないこと。

英作文が出る年度もありますが、配点は大きくないとされています。ここに過剰投資しないでください。仮に40点の英作文で満点を取っても、115点の長文で20点落とせば差し引きマイナスです。配点を見て投資先を決める、という原則は勉強の段階から適用してください。

2025年度の合格最低点は二次688.3点、率にして68.8%でした。数学と理科も同じ300点満点です。英語だけを突出させる必要はありません。3科目で均等に7割を積み、面接で崩さない。これが高知大の合格ラインの現実的な作り方です。


AIを使った高知大学英語 ロードマップ

高知大学医学部医学科 英語対策のAI活用ロードマップを示す図解

高知大の英語で独学が詰まる箇所は明確です。内容真偽を間違えたとき、なぜ間違えたのかが自分では分からない。単語を知らなかったのか、構文が取れなかったのか、選択肢を読み飛ばしたのか、知識で補ってしまったのか。原因が違えば打ち手も違うのに、市販の解説は正解の根拠しか書いてくれません。ここはAIで埋められます。

ステップ1(6ヶ月前まで): 内容真偽の根拠を言語化する

長文を解いたあと、AIにこう頼みます。

「以下の英文と内容真偽の設問について、私の解答は次の通りです。正解不正解を告げる前に、各選択肢が正しい、あるいは誤りであると判断できる根拠となる箇所を本文から抜き出して示してください。そのうえで、誤りの選択肢は程度のすり替え、因果の逆転、主体のすり替え、本文にない情報のどれに当たるかを分類してください」。

正解を先に言わせないのがコツです。根拠を先に出させることで、自分の判断とAIの判断がどこでずれたのかが見えます。

原因分析にも同じ手が使えます。「私が間違えた原因を、単語の意味を知らなかった、構文が取れなかった、選択肢を精読していなかった、本文にない情報を推測で補った、の4つに分類してください」。1ヶ月続けると、自分の失点がどこに偏っているかが数字で見えてきます。偏りが分かれば、やるべき練習は自動的に決まります。

読解の素材も広げてください。高知大の長文は自然科学系だけでなく社会・人文系のテーマも出るとされています。医療テーマだけを読む対策では足りません。

ステップ2(3ヶ月前まで): 過去問5年分を「表」にする

高知大の対策で最も再現性が高いのは、過去問を年度別に表にすることです。縦に年度、横に大問数、各大問の形式、配点を書き込みます。5年分並べれば、形式がどこまで動くのかが自分の目で見えます。

この作業には副産物があります。本番で見たことのない構成に出会っても動揺しなくなることです。「動く試験だ」と知って会場に入るのと、去年と同じだと思い込んで入るのとでは、開始3分の判断がまったく違います。

演習素材はAIで自作できます。「大学入試を想定した英文を1つ作ってください。850語程度で、テーマは医療か科学にしてください。そのあとに、内容真偽を6問(本文からは判断できない選択肢を2つ含める)、空所補充を4問、下線部の内容説明を日本語で答える設問を2問付けてください」。高知大の設問バランスを再現できます。

語句整序も同様です。「大学入試レベルの語句整序問題を10問作ってください。使役動詞、知覚動詞、比較、強調構文、関係詞、不定詞の名詞的用法をそれぞれ含めてください。解説には、最初に固定すべき語がどれかを1行で書いてください」。

ステップ3(直前期): 120分の通し演習で記録するのは得点ではない

過去問を120分で通して解き、記録するのは総得点ではなく次の2つです。

  • 配点順に解けたか(開始3分で順番を決められたか)
  • 印を付けて飛ばした設問に、戻って拾えたか

そのうえで、落とした設問の原因を先ほどの4分類で仕分けてください。原因ごとに打ち手が違います。選択肢の精読不足が多いなら見直しの手順を変え、構文が取れていないなら精読の量を戻す。点数だけを眺めても次の一手は出てきません。

英作文が出る年度に備えるなら、書く量は週1本で十分です。配点を考えれば、そこに時間を注ぐより読解の精度を上げるほうが返ってきます。


併願戦略と予備校の選び方

高知大学を志望する四国の受験生にとって、共通テストの結果次第で徳島大学や香川大学が出願変更の候補になります。ただし英語の設計は3校でまったく違います。

高知は120分・300点で選択式中心。香川は90分・200点で全問記述、しかも大問ごとに解答言語が英語と日本語に分かれます。徳島は共通テストの比重が高い設計です。同じ四国だからと同じ準備で臨むと、形式の違いにそのまま点差として跳ね返ります。

出願校を切り替えるなら、まず確認すべきは英語の試験時間と解答形式です。選択式中心の120分から、全問記述の90分へ。この移動は、英語の実力が同じでも得点が変わる移動だと理解してください。

現役生で学習時間の確保が難しい場合は、スキマ時間に使える映像講座が有効です。

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共通テストで75%を先に作るのが高知大の前提条件です。通学時間で基礎を回せるのは、二次と共テがほぼ1対1のこの大学では効きます。


まとめ

高知大学医学部医学科の英語は、120分・300点で大問3〜5題。長文読解を中心に、記述式と選択式が併用されます。

やるべきことは3つです。第一に、試験開始直後の3分で配点を確認し、解く順番を決めること。大問ごとの配点は均等ではなく、過去には1題で115点という年度もありました。大問1から順に解く習慣が、そのまま失点になります。

第二に、内容真偽の精度を上げること。誤りの選択肢は程度のすり替え、因果の逆転、主体のすり替え、本文にない情報の4種類でできています。根拠の行が指させないなら選ばない。この一線を守るだけで正答率が変わります。

第三に、記述対策に偏らないこと。和訳や内容説明は国立型としては少なめだとされています。他大学向けの記述訓練をそのまま持ち込むより、選択肢を精密に切る練習に時間を配分してください。

数字も正しく持ってください。共通テスト950点と二次1000点で合計1950点、二次比率は約51%。二次の内訳は英語300点、数学300点、理科300点、面接100点。共通テストの英語200点と合わせると、英語だけで500点が動きます。2025年度の合格最低点は総合1485.0点(76.1%)で、内訳は共テ718.9点(75.7%)、二次688.3点(68.8%)でした。

二次で7割弱。満点を狙う設問を作らず、配点の大きい大問から確実に積む。それが高知大で最も再現性のある戦い方です。

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この記事を書いた人

英検1級・TOEIC990ホルダー。
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英語を「勉強」で終わらせず、キャリアと収入を上げるための「武器」に変える『Smart Skill Lab』管理人。

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