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東京科学大学 医学部英語の傾向と対策【2026年版】|超長文1本を「日本語400字」まで書かせる90分の解体術

東京科学大学(旧東京医科歯科大学)医学部医学科 英語の傾向と対策 - 超長文1本を日本語400字で書き切る90分の解体術2026年版

「長文が1題だけなら、他の大学より楽なのでは」。旧 東京医科歯科大学の過去問を初めて開いた受験生が、必ず一度は思うことです。しかしこれは逆です。読む英文が1本しかないのに、設問は真偽判定が約25問、英問英答が3問、和訳が2問、そして最後に日本語400字の内容説明。設問数は約30、90分で割れば1問あたり3分もありません。しかも全問記述式で、マークで拾える点はゼロです。長文が1本なのは、その1本を徹底的に解体させるためです。本記事は、この試験を「読解力の試験」ではなく「1本の長文の解体作業」として設計し直し、AIを使って400字の内容説明を短期間で仕上げる方法を解説します。

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目次

東京科学大学 医学部英語の基本データ【2026年版】

東京科学大学医学部医学科 英語試験の基本データと配点を示す図解

まず前提を1つ確認します。この大学は2024年10月1日に東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して誕生した国立大学です。医学部医学科の系譜は旧 東京医科歯科大学です。書店で赤本や過去問集を探すときは「東京医科歯科大学」の名前で並んでいるので注意してください。

項目 内容
英語の試験時間 90分
英文の量 超長文1題(1500〜1800語程度)
大問数 6題構成。医学科は大問3・4・5・6を解答
解答形式 全問記述式
二次 英語の配点 120点
二次の内訳 英語120点・数学120点・理科120点=360点、加えて面接
共通テスト 素点1000点を180点に圧縮
二次比率 約67%(360点/540点)
募集人員 前期日程 69名・後期日程 10名
問題の性質 学科によって解答する大問が変わる形式

二次比率は約67%です。旧帝大の70〜80%台と比べると共通テストの重みが残っていますが、共通テストは1000点を180点に圧縮されます。9割(900点)と8割(800点)の差は圧縮後で18点。英語120点に対して決して大きくない差です。

2025年度入試の合格最低点は540点満点で393.3点、72.8%でした。第1段階選抜では25名が不合格となり、前期の倍率は4.4倍でした。共通テストのボーダーは9割前後の高い水準で推移しています。

つまり構図はこうです。共通テストで9割を取るのは前提条件にすぎず、そこから二次360点で7割台を確保する必要があります。英語120点なら85点前後が現実的な目標です。配点や科目は年度により改定されるため、出願前に必ず東京科学大学の公式募集要項で確認してください。


この英語が「読解力の試験」ではなく「解体作業」である3つの理由

理由1: 読む英文は1本。しかし設問は約30問

医学科が解答するのは大問3から大問6です。内訳は、大問3が真偽判定で約25問、大問4が英問英答で3問、大問5が下線部和訳で2問、大問6が日本語400字の内容説明で1問。合計で約31問です。

90分で割ると1問あたり2.9分。しかもそのうち通読の時間を差し引かなければなりません。1本の英文を読んで理解すること自体はゴールではなく、そこから約30回にわたって情報を取り出す作業が本番です。

だから「読めた」で終わる勉強では点になりません。読んだ内容から情報を高速で取り出す訓練が別途必要になります。

理由2: 最後に日本語400字が待っている

大問6は、指定されたキーワード3つを使って本文の内容を日本語400字でまとめる問題です。これは他の国公立医学部にはほとんど見られない分量です。

多くの大学の内容説明は60字から100字程度です。400字は、その4倍から6倍。しかも指定キーワードという制約が付きます。キーワードを単に登場させるだけでは足りず、それぞれが説明として機能している必要があります。

そして残り時間で書くことになるため、前半で時間を使い果たした受験生は400字を白紙か半分で提出します。配点が公表されていないとはいえ、400字を空欄で出して合格ラインに届くとは考えにくいでしょう。

理由3: 全問記述式でマークの逃げ場がない

大問1の同義語選択と大問2の指示語記述は、保健衛生学科と口腔保健学科の受験者が解く設問です。医学科が解くのは大問3以降で、すべて記述で答える形式です。

真偽判定は選択に見えますが、正誤を判断できなければ得点はゼロです。塗って当たる問題ではありません。英問英答は10語から25語の英文、和訳は日本語、内容説明は400字。90分間ずっと手を動かし続ける試験だと理解してください。

直近の長文テーマは「生物的防除の効力」でした。医学そのものではなく、生命科学や生物学の周辺領域から出ることも多いのが特徴です。

Gou

この大学の対策で一番もったいないのが、長文を丁寧に読んでから設問に向かうやり方です。大問6のキーワードを知らずに読むと、400字を書く段階で本文を探し直すことになります。最初の5分で大問6と大問4の設問を見る。これだけで二度読みが消えて、体感の時間が10分以上増えます。


大問別攻略法(真偽判定/英問英答/和訳/400字)

大問3 真偽判定は「引っかけの型」を覚えて高速処理する

約25問の真偽判定が配点の塊です。目標は20問以上の正解です。

設問の順序は本文の流れとほぼ一致します。前に戻る必要が出たら、読み落としを疑ってください。判断がつかない問題には印を付けて次に進み、1問に2分以上使わないことが原則です。

引っかけには型があります。全体か一部か(本文が some なら選択肢の all は誤り)。因果の向き(AがBを引き起こすのか、その逆か)。断定か可能性か(本文が may なら選択肢の will は誤り)。数値の反転(「2倍」を「半分」にすり替える)。時間の前後(before と after の交換)。主体のすり替え(研究者の主張か、筆者の主張か)。

最も多い誤答は「本文に書いてあるが設問とずれている」選択肢です。内容が正しそうかではなく、設問が聞いていることに答えているかで判断してください。

大問4 英問英答は本文を写さず「自分の言葉」に載せ替える

3問出題され、「自分の言葉で」という指示が付きます。本文の文をそのまま抜き出して写すと減点されます。解答は10語から25語の英文です。

手順は3つです。設問の疑問詞を確認する(Why なら Because で始める、How なら By doing で始める)。本文の該当箇所からキーワードだけを拾う。拾ったキーワードを自分の構文に載せ替える。

言い換えの型を持っておくと速くなります。名詞句を動詞に開く(the reduction of costs を costs are reduced に)。受動態を能動態にする(was caused by を resulted from に)。具体名を上位語にする(mosquitoes and beetles を certain insects に)。

10語を下回ると要素不足、25語を超えると減点されやすくなります。1文で書き切るのが基本です。

大問5 和訳は「英語の難しさ」では差がつかない

語彙も構文も標準レベルとされています。つまり英語が読めるかどうかで差がつくのではなく、日本語の精度で差がつきます。

英語の語順を引きずらない、代名詞を指す内容に置き換える、無生物主語を機械的に「〜が私に〜させる」と訳さない、抽象名詞は動詞に開く。この4点を守るだけで印象が変わります。一文が80字を超えたら切ってください。

訳し終えたら声に出して読んでみてください。読み上げられない日本語は、採点者にも読めません。

大問6 400字は「設計図」を先に作る

指定キーワード3つを使って本文をまとめます。この試験の最終関門で、最も差がつく設問です。

書く前に配分を決めてください。導入60字で何についての話かを定義する。本論を3つに分け、120字・120字・70字でキーワードを1つずつ軸に据える。結論30字で筆者の立場か帰結を締める。

重要なのは、3つのキーワードをどの段落に置くかを書く前に決めることです。決めずに書き始めると、最後の1つが余って字数が足りなくなります。

減点されやすいのは次の型です。キーワードを使っただけで説明になっていない。具体例を並べただけで筆者の主張が入っていない。400字に対して350字を下回っている。本文にない医学知識を足している。「〜と述べられている」という前置きで字数を消費している。

下書きをする時間はありません。設計図をメモ程度に書いたら、そのまま清書に入ってください。

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AIを使った東京科学大学英語 ロードマップ

東京科学大学医学部医学科 英語対策のAI活用ロードマップを示す図解

この大学の対策が独学で詰まる理由は2つです。真偽判定の演習量が過去問だけでは足りないこと。そして400字の内容説明を採点してくれる人がいないことです。どちらもAIで解決できます。

ステップ1(6ヶ月前まで): 医学・生命科学系の1500語級に慣れる

まず通読の体力をつけます。1500語を止まらずに読み切れないと、設問に入る前に時間が尽きます。

語彙はAIで文脈ごと埋めるのが速いです。「医学・生命科学の英単語を10個選び、それらすべてを使った150語程度の英文を作ってください。テーマは免疫でお願いします」と頼めば、単語帳を眺めるより定着します。テーマを免疫・遺伝・感染症・生態・臨床研究と回せば、出題範囲をほぼ覆えます。

ステップ2(3ヶ月前まで): 400字を週2本、AIに要素チェックさせる

400字を書いたあと、AIには次のように頼みます。「指定キーワードは〇〇、〇〇、〇〇の3つです。この3語が単に登場しているだけか、それぞれ説明として機能しているかを判定してください。そのうえで抜けている要素だけを箇条書きで指摘してください。模範解答は示さないでください」。

模範解答を書かせないのが重要です。AIの要約を読んでも自分では書けるようになりません。抜けている要素だけを教えてもらい、自分で埋め直す往復が力になります。

真偽判定の演習素材も量産できます。「1500語程度の医学系英文を1本作り、そのあとに真偽判定を20問付けてください。誤りの選択肢には、全体と一部のすり替え、因果の逆転、断定と可能性のすり替え、数値の反転を混ぜてください」と指示すれば、本番に近い引っかけで練習できます。

ステップ3(直前期): 90分通し演習で2つの数字だけを検証する

通し演習では、英語力を測るのではなく2つの数字だけを記録してください。真偽判定で25問中20問以上取れたか。400字を18分以内に書き切れたか。

配分の目安はこうです。最初の5分で大問6のキーワードと大問4の設問を確認。5分から30分で通読しながら印を付ける。30分から50分で真偽判定。50分から62分で和訳。62分から72分で英問英答。72分から90分で400字。

通読中に付ける印は3種類に固定してください。丸は大問6のキーワードが出た箇所。四角は数値・固有名詞・比較表現。波線は筆者の主張と転換です。印を4種類以上にすると手が止まります。


併願戦略と予備校の選び方

東京科学大学を志望する首都圏の受験生にとって、共通テストの結果次第で千葉大学や横浜市立大学が併願先になります。ただし英語の設計はまったく異なります。超長文1本を解体させるこの大学に対し、他大学は複数題構成だったり、英作文の比重が違ったりします。同じ首都圏だからと同じ対策で臨むと足をすくわれます。

私立を併願する場合、東京慈恵会医科大学は長文3題60分という別の速さを要求してきます。

超長文を時間内に処理する力そのものは、AIを使って伸ばせます。医学系の語彙と速読の手順は次の記事にまとめています。

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まとめ

東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)医学部医学科の英語は、90分・120点で全問記述式です。読む英文は超長文1本1500〜1800語だけですが、真偽判定が約25問、英問英答3問、和訳2問、そして日本語400字の内容説明。設問数は約30で、1問あたり3分もありません。長文が1本なのは、その1本を徹底的に解体させるためです。

やるべきことは3つに絞れます。第一に、最初の5分で大問6のキーワードと大問4の設問を読むこと。読みながら400字の材料を集めれば二度読みが消えます。第二に、真偽判定の引っかけを型で覚え、25問中20問以上を安定させること。第三に、400字は書く前に配分(導入60字・本論120字と120字と70字・結論30字)を決め、18分で書き切る訓練をすること。

二次比率は約67%で、2025年度の合格最低点は393.3点(540点満点、72.8%)。共通テスト9割は前提条件で、勝負は二次です。英語で満点を狙う必要はありません。真偽判定と400字で部分点を積み上げれば、85点前後の目標には十分届きます。

なお過去問を探すときは「東京医科歯科大学」の名前で並んでいる点に注意してください。名前は変わりましたが、問われている力は変わっていません。

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この記事を書いた人

英検1級・TOEIC990ホルダー。
「根性論の英語学習」はもう終わりです。AI(ChatGPT/DeepL)を駆使して、最短距離で英語力をハックする方法を発信中。
英語を「勉強」で終わらせず、キャリアと収入を上げるための「武器」に変える『Smart Skill Lab』管理人。

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